大塚愛と関係ないブログ

Thursday, November 02, 2006

優者

 この鸚鵡、と犬と蟇の話は、実際のことである。ただ、種類が異るので、変に比喩めいた感じになる。然し、同一類の動物に対しても、人によって、この三種の態度は自ら生じてくる。或は、その時折の気分によって、どの態度かに偏してくる。が私は、好みからすれば、また性質からしても、第三の態度を執りたい。暴君として或は優者として動物に臨むことは、嫌だし不愉快だ。同類として動物に臨む時、私は本当に動物と同感するの喜びを感ずる。 こういう意味での同感、それを私は貴いものと思っている。なお更に、自分の仕事の上に於て、最も大事なものと思っている。よい芸術は、こういう同感からしか生れない。こういう同感がないところでは、芸術は歪んでくる。